ゲストに元M2の水落正典氏、川添浩幸氏を迎え、多数の稀少な資料が展示された。
M2 1028はユーノスロードスター1800をベースに株式会社エム・ツー(マツダの子会社)が手がけたコンプリートカー第3段。M2 1028(通称ニーハチ)はメカチューンによる豪快なエンジンサウンド、高いステアリング剛性と弱オーバーにセットされたシャシーが印象的なモデル。アルミ素材などを多用しての軽量化と10点ロールケージを装着する高剛性ボディを持ち、その走りは公道を走れるコンペティションモデルそのものだった。
当時のM2スタッフ、川添浩幸氏がゲスト参加。「1028はイジる楽しみを持った商品だった。ビタローニ、MOMOを特注した当時、『高品質なものを少量だけ作る』限定車ならではの利点があったこと。Tシャツやキャップ、カスタマイズパーツなど様々な用品を準備し、クルマを買った後の世界『カーライフを提案する』という考えが当時のM2にあり、今のマツダにもそれが社風として受け継がれていると感じる」と語った。
M2はメーカーでなければ手を入れられない領域を磨きながら
メーカーとしてこれ以上やっては許されない領域の限界を攻めた
20年の時を越えた今も、私達の心を捕らえて離さない